ドル安 dollar bear 2004 1 14
ドル安については、
アメリカ政府が、「強いドル」を掲げつつも、
ドル安が、アメリカ輸出産業を後押しする現状を、
大きく変えようとしないとの見方が多い。
これに対し、知人は、こう言っていました。
アメリカ国債の安定的な消化のために、
ドル安を黙認している。
ドル安になれば、ドル買いをする国があり、
そのドルは、アメリカ国債で運用するから。
いろいろな意見がありますが、
いずれにしても、どの国も、外需頼みは、やめて、
内需振興に努めるべきです。
政府の規制が多い国では、規制緩和が、内需振興策です。
特に、日本の場合は、景気回復したとは言えません。
景気回復が回復していれば、
つまり、GDPのなかで約54%を占めるとされる個人消費が、
活発になっているはずであり、
個人消費が活発であれば、円高を気にする必要はありません。
最近までは、公共事業が景気対策でしたが、
現在では、ドル買い・円売りが、「新しい景気対策」となっています。
しかし、この「新しい景気対策」は、
いつまでも、続けられるものではありません。
社会主義国に近い市場を改革する必要があります。
もう、日本が、社会主義国を続けるのは無理です。
官僚、規制、行政指導は、社会主義国の象徴です。
もちろん、国民にも、意識改革が必要です。
何でもかんでも、行政に頼る生き方は、変えるべきです。
これは、共産主義国や社会主義国の国民に近いのです。
God helps those who help themselves.
神は自らを助ける者を助ける。